FC2ブログ

雑記BLOG





スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. スポンサー広告

家族の灯り :: 2014/03/20(Thu)

ポルトガル生まれマノエル・ド・オリヴィエラ監督105歳。
多分104歳の頃に撮った映画作品。
「家族の灯り」

公式サイトも映画ファンの感想も「素晴らしい」としか言ってないですが……。
ヨーロッパの田舎(漁村。OP部分で海と船が映る事で察しなければいけない)、電気も通ってない時代(中世とかではなくて)。
とある老夫婦と息子嫁の3人で暮らす家。何故3人かと言うと息子は8年前から家にいないから。
息子が家にいない理由を父と嫁は知ってるけれど母には隠し通している。
息子がいない事に母は倦んでいて、死んでやるとかお前らが息子を追い出したんだとか暴言を吐きまくる毎日。
然し突如夜中に家に戻る息子。
鍵掛かってなくて勝手に息子が家に入って来るのに驚愕。
勝手に家に入って大笑いしてる息子。

息子が戻ったら全て良くなると母は思っていたのだけれど……という、全然面白くない上に突っ込みどころ満載で、逆にその面白くなさっぷりがじわじわ面白く思えてくる。




以下詳細なネタバレ。
黙っていられない。詳細に綴りたい。



息子不在は刑務所に入っていたからです。
それを知らない母ってどうなんだ。
息子が帰って来た後、近所の人が「息子さんが帰って来て良かったわね」と、息子の不在=刑務所とは思ってないらしき発言をしますがそれもどうなの。
そんな簡単に刑務所行きって隠し通せるものなの。

息子は窃盗目的の殺人を犯してますが、そもそも多分生まれてからこのかた働いた事がなさそう。
無職→金がない→カツアゲしようぜ→殺人
本人は夜になるとダークサイドな人格が現れるんだ、俺だって辛いんだ!なんて言ってますが。

無職妻、無職息子(成人済み)、無職息子の妻(無職)、を養っている老父はいかにも仕事出来ない感じの……。
現代で言えばシニア枠でバイト程度の給料で働いてる人みたいな位置。
旦那の稼ぎが悪い、こんな安月給が不幸なのよ死ぬ死ぬ言う老妻は専業主婦。
働きに出るとか売れるような何かを家でハンドメイドするとかは全く考えてない。自分は家にいて何もしないのを前提に、旦那が金をがっぽがっぽ稼いできたら幸せになると思ってる。
嫁も専業主婦。
専業主婦×2、無職息子を養うのが日本だったらとっくに定年してるような老人。

然し老人の仕事は大企業の集金係でした。
大金を回収した後自宅に持ち帰り(何でだよ)、帳簿をつけて(それも家でやる)、然し大金の詰まったバッグは自分が寝るまではテーブルの上に出しっ放し。
小金欲しさに殺人犯す息子が、出所して戻ってるにも関わらず。
息子が「志村、後ろ後ろ!!」の如く怪しい素振りをするのに観客はハラハラし通しです。
そして案の定……!!
「止めて!」
とか言う嫁も、本気で止める気があるなら縋り付く以外にぶん殴る凶器は幾らでもあるのに!!戦えよ!!か弱くて無力で何に対しても戦えない無力な私、って意味なのか。


そして起こった悲劇に、老父と嫁は(母は現実を直視出来ないタチなので寝室にこもって泣き続けている、その声だけが延々と聞こえてくる)……。みたいな。
え、これで終わり!!
みたいな唐突さに吃驚します。
いや確かにあのうだつの上がらない老父が「私が全て何とかする」と言っても、あの老体に何も出来る訳がない、困窮してる時に何か出来る人だったら今こうしてないだろ、とは思いました。



監督があまりに高齢過ぎてリスペクトするしかなく、何を作っても映画関係者は手放しで賛美するしかないんだろうけど……。吃驚した。
  1. 映画?
  2. | comment:0
<<スヰートポーヅ | top | 読んだ本>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。