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国道沿いのファミレス :: 2014/07/22(Tue)

畑野智美「国道沿いのファミレス」集英社文庫
ファミレスに就職した主人公が「東京から1時間半」「山に囲まれた」「関東地方」にある、実家のある地方の店舗に異動(左遷)になる処から始まります。
東京から1時間半と言っても、上野とかじゃなくて多分著者の育ったような「世田谷」とかその辺りから1時間半、を想定してるんだと思う。で、山に囲まれていると言うと山梨辺り?群馬、栃木は都心部から一時間半じゃ着かないし、そもそも山梨は関東じゃないだろ、と思いますが。

凄く気持ちの悪い話。
主人公(男)の初体験の年齢とか相手とか、その後付き合った人とか、主人公の父も母も祖父も知っていて、地元に戻って来てから付き合い始めた彼女は実は父の愛人で、それも父と主人公だけがその関係を知らなくて、矢張り母も祖父も全てを知っていたという。
回りがご注進に上がってるんだろうな……。
そしてそれを「私もおじいちゃんも全部(あんたの女関係の事は)知ってるのよ」と主人公にぶちまける母親も気持ち悪い。
途中で主人公は、彼女が父と切れてなくて今も関係持ってると気が付いて、父をなじるんですが、なじられた父はその台詞を母に伝え、母は愛人のいる父を叱るのではなくて「お父さんになんてこと言うの」と主人公を叱ります。
皆色々おかしい。

狭い狭い人間関係の中でだけ話が展開してて、田舎だったらこれくらい人間関係が濃密であってもおかしくないと、作者の田舎に対する凄い偏見を感じる。東京から一時間半も旅立てばそれくらい秘境の地なんだと……。

主人公が危なっかしい……左遷される前付き合ってた彼女と、片道1時間半くらいなのに遠恋扱い、結婚まで考えてたのにそこまでして彼女と繋がってようと努力しようと思わずあっさり別れる、地元帰って来て付き合い始めた彼女がご飯作ってくれる→家庭的だ感動→クリスマスにはプロポーズだ(その後彼女が父の愛人と判明して別れる)→勤務先の後輩社員とデキ婚。まあこういうアホの子は親になって初めて成長するんだろうしな……。
然しこの作者がデキ婚を免罪符のように一冊の中で3度も都合よく使用しているのが……。

あと作中で突如ストーカーと化す男性が、最初はアニオタとして登場。然し3次元の女にも興味がない訳ではない、風俗とかストーキングとか。
3次元に興味がない訳ではないのだったらアイドルオタクでも良いのに、わざわざアニオタ設定にしている辺り、作者の「アニオタ=犯罪者予備軍めがあっ!」という、どこかの政治家のような頑なな偏見を感じる。

デビュー作だから色々筆が滑ってんのかなあ(滑らかと言う意味ではないですよ筆禍という意味です)。

読んでてきゅんきゅんしたり気持ちがぐちゃぐちゃになったり、筆量あるなあ!と思うしかなり好みな作家さんなんですが、読みながら割と突っ込みどころが多いよな、と考える余裕もある程度に脳内に冷静になれる領域が残る。
  1. | comment:0
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