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給食のおにいさん 卒業 :: 2014/08/23(Sat)

遠藤彩見「給食のおにいさん 卒業」幻冬舎文庫

一流レストランで修業した経験もある料理人が「給食のおにいさん」になり、「俺はプロの料理人であって『給食のおにいさん』なんかじゃない」と思いつつも、小学生達が子供の抱えるにしては深刻過ぎる悩みを抱えているのを見ては「料理でなんとか解決出来ないだろうか」と奮闘するシリーズ。
現実には、この作品に登場するようなシチュエーションのトラブルで、関係者が同じようにふるまっても事態は解決しないだろうというのが分かる、美しいファンタジー。
でも綺麗な、良い話でまとめようとしてるし、これ読んで美しい夢を見る人がいて、そのまま頑張り続ける人が登場する日が来たら良いよなあ、と夢想したくなるくらいには美しい話。


以下、詳細ネタバレ。




給食費不払い一家が今回の主題。
給食費なんか払わなくても良いでしょ!と言ってるのは母だけ。生活苦ではなく本人が払いたくないから払わないだけ。「給食費督促」のお知らせを持たされて帰る子供、子供達は自分の家のおかしさに気付いてて母と何とか対話しようとするんだけど母は全く聞く耳を持たない。結果、子供たちは学校で奇矯な行動に及ぶ。その子供達のおかしな行動は心の叫びだと気付いて主人公が奮闘する。でも子供達は既に大変な状態にあるんだからと、主人公は子供達の心を癒せないだろうかと、業務外なのに色々頑張る。主人公の頑張りに応えて子供も頑張ってモンペの親に一生懸命働きかける→親の心が揺らぐ。
……まあ、無いなこんな展開。
異様な親は子供でも誰でも、誰が何言っても聞かないし。子供が必死に訴えかけたらモンペが改心するとか夢見がち展開。

全体的に良い話ではあるし、良い話キライではないんだけど、自分で考えた事じゃなくて人に聞いた話が全て、そういう薄っぺらい「良い話」なのがシリーズ通しての不満だなあ。
  1. | comment:0
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